あいさつの表現
韓国語の勉強の初心者は、まず第一歩として、挨拶を覚えることをお勧めします。
よく聞くことのある韓国語の挨拶には「アンニョンハセヨ」がありますね。
これは「こんにちは」という意味です。しかも、時間帯を問わずに使用できるのです。
これに類似した韓国語の挨拶に「アンニョンハシムニカ」という言葉があります。
これは「おはようございます」という意味で、朝の時間帯にだけに使用する言葉です。
そして、韓国語の挨拶で難解なのが「さようなら」でしょう。
韓国語には2種類の「さようなら」が存在しますが、この違いとは、自分が去っていく
立場であるのか、それとも、その場に残る立場であるのか、という違いです。
相手を残して自分が去っていく場合は、残る相手に対して、「アンニョンヒケセヨ」と言い、
その逆に、自分はその場に残り、去っていく相手に挨拶をする場合には、
「アンニョンヒカセヨ」という言葉を使用します。
この二つは発音も似ていますね。
ですから、初心者は区別がつかなくなるケースがあるようなのです。
このような韓国語の挨拶を覚えるには、頭の中でイメージして見ましょう。
それが一番なのです。韓国語の「さようなら」が、状況にあわせてスムーズに出てくる
ようになると、多少は上達したということのあかしです。
このように、日本語を母語とするひとにとって、外国語の言葉の挨拶は、
意外にも難しいのです。
しかしながら、よく考えて見ましょう。
日本語の挨拶も時間多によって「おはようございます」「こんにちは」
「こんばんは」と変化しますよね。
英語のケースでもそれは同様です。
韓国語の上達・取得のために勉強を開始すると、格別に難解であるように考えがちでは
ありますが、状況を思い浮かべたり想像しながら覚えると、それほどには苦しみません。
韓国語上達のためには、考える頭をやわらかくして勉強を進めることをお勧めいたします。